このたび記念すべき第20回個展を開くことができましたのも、今まで応援していただいた皆様のおかげと深く感謝しております。

　第一回目より毎回欠かさず初日に姿を現し、一番高い作品を買ってくださった神戸のS氏（後援会会長）、地元亀岡で自営のレストラントに常時私の作品を展示・宣伝してくださったY氏（地元後援会会長）、前回１９回の展示より、ホームページ「松栄画廊」の開設の手助けをしてくれたK氏、また諸先輩、同僚、教え子、知人、友人、親類等、皆様の激励によってこの日を迎えることができました。

　このような応援と後押しが、私に万倍の勇気と制作エネルギーを与えてくれた事は間違いありません。後はわき目も振らず、一意専心「少しでもましな絵を」と邁進するのみです。混乱と緊張が続く世界にありながら、私は今、このような「極楽」の中に居るのだと確信致します。

 

　かたや東北では、今まで住んでいた家を追われ、将来への夢や希望を奪われてしまった人たちが大勢おられます。その人たちの生活の修復・再建は、未だにその見通しすら立っていません。これは「地獄」だと思います。

「東北がんばれ」の気持ちはあっても私たちに何ができるのかと思うと心苦しい限りです。このたび皆様のご協力のおかげで、東北へ義援金を送らせていただくことができましたことをご報告し、感謝申し上げます。 

 

松原　栄司郎